ごあいさつ

携帯電話やインターネットに代表されるテクノロジーの発展は確実に生活を便利にしてくれていますが、このこととこころの幸せとは全く無関係のようです。むしろ、急速な生活の変化に人の脳とこころは適応できず、悲鳴を上げている状況にも思えます。当たり前のことですが、一生物種としてのヒトの脳の能力はテクノロジーのような猛烈なスピードで進化できるわけではないのです。

歯止めのかからない少子高齢化やグローバリゼーションによって、社会構造も急激に変化しています。この結果、中年や熟年以上の世代には老後の生活の不安が拭えず、若年者は人生の基礎となるべき安定した職業生活が強く脅かされています。「昨日よりいい明日」や「明るい未来」はイメージすることが難しくなり、このことが多くの人々の心に負担となり、ボディーブローのようにじわじわと幸せや心のバランスを奪っていくように思われます。

上記のようなことを背景に、今や国民病ともいわれるほどに、うつ病が急増しています。また、自殺者数は年間3万人を越えて高止まりしています。自殺の多くは治療を受けていないうつ病が原因と考えられています。

どうか心と脳の領域の医学についてひと昔前のイメージで忌避しないでいただきたいと思います。現代人の苦悩に対して万能なわけではもちろんありませんが、いくらかのお役に立てることは明白なのですから。

こんな症状でお悩みの方

次のような症状は現代医療が比較的に得意とするものです。
いずれもお薬で改善が得られやすい症状です。

次のような症状は、統合失調症や躁うつ病などでみられる症状です。
これらの症状を伴う病は多くの場合、患者本人に自身が病気であるという自覚が十分に持てません。そのため、適切な治療を受けるためには、家族や親友など身近な方の協力が必要です。放置していると病状は進行し、進行すると治癒が難しくなるため、治療は急を要します。ご本人の受診が難しい場合、ご家族だけでもまずは当院にご相談にお越しください。

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